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フリー絵描きの日常とお仕事情報

Days of GUNNER

   

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掲載情報

 5月17日発売予定の「コミックメガストア」に24ページ掲載されます。なんだかんだで続いています。これ一本に絞れば月間で描いても不可能ではないかなぁ…とも思うのですが、同時にそれ以前から進めている企画があって、、それに気をとられると隔月なんて本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。




 どこかで見たキャラが出てます。

 もとより新しいキャラを生み出すほどの蓄積も無い自分としては、手持ちのキャラにいろんなところに顔を出させる以外に方法が無いもので、今回もまたこの二人にはがんばってもらおうかなあと思っております。と言うよりも他の登場キャラも使いまw…もとい再登場なんですけど。

 以前から直しに直して、延べページ数で100ページ近くになってますが、おかげさまで最近ようやくほっといても勝手に芝居をしてくれるようになりました。面白いまんがになるといいなあ。
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復帰しました

長らく放置状態になってしまい申し訳ありません。GQコミックス発売後舞い込んだ仕事やら新しい連載の仕事やら新しい企画の準備やら取材旅行やらといろいろこなしていました。

 時系列順に整理しますとKTCあとみっく文庫より「絢爛! 帝都少女探偵団 赤い謀略を撃て!」(羽沢向一先生著)の挿絵を担当しました。仕事と平行して草稿段階から読ませていただいて、発売後に貰った献本でも一通り拝読しましたが、えっちい小説だけじゃなくて冒険物としても面白いです。個人的にはソ連大好きなので悪役として登場するのは微妙でしたがw

 一部店舗でご予約いただいた方にはポストカードが付いてきたかと思いますが、あれの背景に描かれているのが東京銀座の服部時計店(現和光)です。参考にした写真の撮影時期が昭和8年ごろですので後方の聖書館ビルが建築中になっています。

 その後新しい企画の準備のために取材で岡山まで行ってきました。いろいろと写真素材を撮り貯めてきましたが、それ以上に色々収穫の多いイベントでした。詳細は後日まとめようと思いますがとりあえずこんな感じで写真を撮ってきたりしています。

http://r-ex.hp.infoseek.co.jp/ooishiyama.jpg
http://r-ex.hp.infoseek.co.jp/panorama03.jpg
http://r-ex.hp.infoseek.co.jp/DSC_0877.jpg

 その後とある編集部から原稿のご依頼をいただき、結局連載という形で今日に至っています。コアマガジン社「コミックメガストア」ですね。ご存知かと思いますが18禁ですのでちっちゃい方は読んではいけません。直近では3/17発売の5月号に掲載予定です。

 とりあえず仕事関係はそんな感じで、あとは液晶タブレットを導入したり、PCを新調したりで作業環境も大きく変わりました。次くらいからはSAIからComicStudioにツールが変更になると思います。この辺は自分のやる気次第ですが。

GUNNER QUEENのこと(その4)



 前回からずいぶん時間が空いてしまい申し訳ありません。コミックスの準備と同人原稿などでてんてこ舞いでした。今年の夏コミではサークルAXZ様から出る同人で描いています。true tears本とバーディー本、それにハルヒ本です。詳細はサークルAXZさまのHPでご確認ください。

 さて、引き続いてGQの裏話です。今回はGQ(コミックヴァルキリー)のエロ描写についてです。

 コミックヴァルキリーのアオリで、「18禁ではないからこそ表現できるドキドキがある!」とあるように、雑誌としての企画は当初から「18禁ギリギリを狙う」というものでした。

 ということは表現できる幅は広いわけで、これを利用しない手はありませんでした。GQがコミヴァの中でエログロ的な立ち位置にあるように言われることがよくありましたが、これは「銃を持ったお姫様モノ」を「18禁ギリギリの表現でやる」以上、必然的なものでした。ただしエログロは表現の手段であって目的ではありません。エロはリュシィやミスエの受けた精神的・肉体的苦しみであり、グロはそれに対する怒り・恨みの大きさを表現するようにしたつもりです。

 ただ、その表現も13話終了時に、突然「自治体の青少年有害文書に指定されそうだから、今後はこういった表現を控えましょう」ということになりました。グロに関しては特に何も言われなかったのですが、エロに関しては精神世界とはいえ本番シーンでしたので、まあマズいと言えばマズかったかもしれないなぁ…と思います。最後までお読みいただいた方はお分かりかとは思いますが、この13話以降、エロシーンはありません。実際は話を進める上で必要性に乏しかったのも理由ですが、とにかくこれ以降話にそういったシーンを絡めることは無くなりました。

 今となってはあの時ああしていれば、とか、こうしていれば…ということを考えることもできますが、当時はとにかくいっぱいいっぱいで、とてもそこまで気が回らなかったと言うのが正直なところです。その後別の雑誌の編集の方にお話を伺ったところ、「青年誌だったらレイプシーン以外たいていOK」とのことなので、ひょっとしたらコミックヴァルキリーは少年誌と言う位置づけかもしれません。そのあたりのところ、聞いてないのでわかりませんが…

 なんにせよ、定義も範囲もあやふやな中で、ギリギリを狙って描くのは結構精神的には大変でした。ああいうものを描いといて言うのもなんですが、個人的にはエロもグロも苦手なので。特にグロは映画「エイリアン」(第1作)の、エイリアンが人間の腹を喰い破って出てくるシーンがトラウマとなってぶっちゃけ大嫌いなジャンルです。

 と言うわけで今回はこの辺で終わりです。あと2回くらい続くと思います。次回はとても心強かったお手伝いさんに関するお話です。

GUNNER QUEENのこと(その3)


某ショップ様で配布したメッセージカード。

 気がつけば6月ももう終盤です。どういうことなの…

 夏コミはサークルAXZ様よりハルヒ本とバーディー本が出ます。まだ描いてる途中ですが。

 それはそうとして、GQのお話です。

 前回までの流れで、GQのプロット(特にキャラクター設定)は編集サイドで大体の形が出来上がっていたことはお話しました。こちらの作業としてはそれを絵にするということです。たしかゴスロリで服の裏地とかスカートの中に凶器が一杯隠されてて…とか、そういう希望を聞いたような気がします。ゴスロリの格好でアクションすると考えただけで当時は頭の中に不可能フラグが立ちまくりました。今ではどうでしょう、できるかなぁ…どうだろうなぁ……

 最初期のラフ

 当初、ミスエの登場は編集サイドとしては想定外だったようで、こちらから「姫様一人で旅をさせるのは可哀想ですよね」と話を振って、登場させることになりました。ミスエは当初からリュシィの相棒と言うこともあって、最終回でも仲間内で唯一人リュシィと行動を共にし、そして生還しています。

 最初のラフにはミスエは「居合使い」とありますね。恐らく「新撰組血風録」の長坂小十郎のお話が頭にあって、そういう設定を考えていたのだと思います。へっついの番人ですね>長坂小十郎 司馬遼太郎「新撰組血風録」は面白いのでお薦めです。


 当初から気をつけていたのは「サムライ」と言う言葉を使うことを意識的に避けていました(作品中では「刀使い」「兵法者」等と言われています)。リュシィ達の世界には、サムライに似たなりの人々は存在しますが、武家集団としての「侍」は存在しません。それを知るのは「私たちの世界」から召喚された人々のみであって、それを印象付けたいために、17話でパリスに使ってもらいました。


とりとめもなくラフをいくつか

 当初はまだ使用する銃も決まらず、オリジナルのリボルバーを持たせるか、S&WスコーフィールドかコルトSAAのような銃を持たせたりしてます。

 さて、リュシィはもとより、ミスエにもそれなりに重い過去を背負ってもらおうと思っていたので(何しろ生まれついての人斬りですので)、新しく善悪に染まっていない、まっさらなキャラ(≒アホの子)を登場させようと思いました。これがミルフィであり、後半でちょこっと顔を出していたハルカというわけです。

今回のおまけページの拡大です。どこで使うかは内緒

 端的に言うならばGQの良心、リュシィ達と違ってよく笑いよく泣くキャラです。ヒロインのピンチ(18禁ギリギリ)はリュシィとミスエが担当しますが、ミルフィのエロピンチを描くつもりはありませんでした。そういう立ち位置のキャラだったということです。

 キリがいいのでこの辺で次回へ続きます。キャラの話はまたネタが纏まったらすると思います。次回はとりあえずエロピンチとかエロシーンとかその辺の話をしてみようかと思います。

GUNNER QUEENのこと(その2)



 プロットを肉付けしていく過程で、最初に決めたのは「主人公にどんな銃を持たせるか」でした。なんと言ってもガンアクション漫画を目指すわけですから(一応)、自分の好みやプロットのイメージからいくつかの条件を設定して、候補を絞り込みました。

・レトロな雰囲気を醸し出す銃が望ましい
・実用美・機能美がありつつ、意匠美も感じられるような銃(要は自分の好み)
・他の漫画と登場する銃が被らないこと
・資料が豊富で、描き易いこと

 その他取りとめも無くいろいろとありましたが、まず(半)自動式拳銃は候補から外しました。作中では弾数の多い乱れ撃ち演出は避けたかったからです。実際リュシィは殆ど単射のヘッドショットで敵を倒してますが、あれは私たちと違って法力で敵を「視て」弾を当てている、そんな風に思っていた時期が、俺にもありました…ではなく、そういう1発1発のインパクトを出したかったというのがありました。
 その次に、コルトSAAのようなアメリカの19世紀頃のリボルバーも候補から外れました。なるべく西部劇っぽい銃にはしたくなかったためです。主人公は王女様ですし。

 最終的にはヨーロッパの19世紀末~第2次大戦前のリボルバーが候補に残りました。参考写真は英語版wikiのものを使用しています。M1880はwikiにも画像がありませんでした。ぐぐる先生の画像検索でも1件くらいしかヒットしません。

RSAFエンフィールドNo.2Mk.I


ウェブリー&スコット(Mk.VIほか)※写真は38口径のMk.IV


エミール・ナガンmodel1895


ラスト&ガッサーmodel1898


model1892リボルバー(フランス)


model1880リボルバー(ドイツ)


 このうち、資料の入手しにくさで、残りのリボルバーの殆どが哀しいことに姿を消していきました…個人的には最後まで描こうかどうしようか迷ったのがナガン・リボルバーで、他にラスト&ガッサーも結構迷いました。ナガンは滝沢聖峰先生の「幻の豹」で、遠藤を処刑する時に一コマだけ登場します。横アングルからの描写で、恐らくは写真資料をもとに描いておられるかと思いますが、それ以外の場面での描写が無いところを見ると、やっぱりいろんな角度から写した写真資料などは手に入りにくい(実際ぐぐる先生の画像検索でも上下のアングルから撮影した写真画像は滅多に無い、あっても低解像度)のだろうと思います。逆にエンフィールドは宮崎駿監督のお気に入りということも手伝ってか、作画資料も豊富で、モデルガン化もされており、しかも比較的安価で手に入ることが決め手となり、最終的に主人公アイテムの座を射止めたのでした。



 ちなみに意匠美を考慮に入れたときに、ちょっとだけ「オートマチックでもフリントロックでもいいから、ベレッタあたりの職人が彫金したラグジュアリー銃を持たせたらどうだろう」と思いましたが、作画で死ねるので断念しましたw

 RSAFエンフィールドに関しては、コミックス2巻で簡単な説明を載せています。作画の参考にしたのはマルシンのヘビーウェイトモデル、そのほかwebで漁った画像と、洋書ですが Skennerton".380 ENFIELD No.2 REVOLVER"(Mark Stamps & Ian Skennerton)を参照しています。


 銃弾の記述は日本のweb記事には「.380エンフィールド弾」とありますが、コミックスに解説を載せるにあたり、最終的には上記書籍と英語版ウィキペディア記事を参考にしました。

 連載していて嬉しかったのは、wikiにGUNNER QUEENの記事を書いてくれた人がいたことと、MEDIA GUN DATABASEのエンフィールドの記事にGQを追加してくれた人がいた(ベレッタM84の項目にはさりげなくミルフィも書き加えられています。感謝)ことでした。一方でウィキペディア日本語版からエンフィールドリボルバーの記事が削除されてしまったのはちょっぴり悲しかったです(編集履歴を見た限りでは、どうも説明記事をMEDIA GUN DATABASEから転載していたようで、それがいけなかったらしいです)。

 銃の話が長くなって、キャラの話が書けませんでした。次回はリュシィとかミスエとかミルフィとか、主人公周りのキャラについて書きたいと思います。

プロフィール

HN:
R-Ex
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
コンシューマゲーム開発からイラスト・3D・アーケードゲーム開発を経て現在イラスト・マンガ中心でお仕事を頂いています。個人名を出せるお仕事は一迅社「萌える戦艦」イラスト、KTC「コミックヴァルキリー」連載『GUNNER QUEEN』等。

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